ほさか栄次のブログ

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6月2日の 議員協議会でLRT脱線事故再発防止、開業日等が報告された 

昨年11月の駅東での脱線原因は、13km/h走行により、横圧が大きくなり,輪重(縦圧)減少したこと。今後の対策としては、5km/h走行が望ましい、と報告された。

また、当面は本線もゆっくり走る予定=終点まで40分台後半で、そのため本数を減少させる=ピーク時は8分間隔、それ以外は12分間隔で運行する、との報告もされた。

詳細は、以下のとおり。

 

1 脱線事故の原因と対策

 

(1)脱線原因等の推察

 

①速度要因 S字曲線において旋回した車体が台車ストッパーを強く 押し当て,先頭軸内軌の横圧が著大となり脱線 (脱線時速度︓13km/h)

 ②構造的要因 曲線部であることにより横圧が大きいことや,緩和曲線部 の内軌側の輪重減少により高い脱線係数が発生

 

(2)対策についての考察

 

・ シーサスクロッシング単体及びR25曲線が近接の解消が困難な場合については,パターン8の走行速度は5km/h とすることが望ましい。

・ 内軌側に作用している大きな横圧への対策としては,既存の施設で調整が可能な3mm程度軌間を縮める調整を行 うことで、内外軌双方に横圧を分散させることが望ましい。

 ・ 遠心力による内軌側の輪重減少を防ぐためには,曲線の通過速度を引き下げる。また,輪重減少に起因する脱線を予 防するためには,線形に起因する軌道の平面性変位を小さくする必要があり,カントを無くすか,カント量を減らすなどに より構造的な平面性変位を低減させる方法をとる必要がある。

 ・ 軌道の平面性を確保する対策を講じた後に、再度PQ測定試験を行って、安全性を確認する必要があると考えられる。

 

※結局 13km/hで脱線したので、時速5km/hが望ましいとのこと。

 

 

2 開業日・開業に向けた取り組み

 

(1)開業日は令和5年8月26日(土)

「開業式」や「発車式」などを実施

 

(2)開業に向けた取り組み

〇開業当初の運行について

・ 所要時間は,40分台後半を見込む。

・ ピーク時は8分間隔,オフピーク時は12分間隔で全車普通運行

※ 具体的な運行ダイヤは,習熟運転を踏まえ,7月を目途に公表を予定

※ 快速運行の実施や運行本数の増便等については,開業後の利用実態等 を踏まえ,翌年以降のダイヤ改正に合わせ実施

 ・ 運賃について,初乗り150円から最大400円を予定 ・ 定期の割引について,通勤は約4割,通学は約5割を予定

 

〇 開業記念事業について

 【基本的な考え方】 開業は,国内外からの注目・期待度が最大限に高まる千載一遇のチャンス 地域等と一体となって取り組んでいく。

    【開業前の主な取組】

  • ライトラインレールウォーク 「ライトラインが実際に走るレールを歩く」という開業前ならではの特別なイベント
  • ライトラインフラッグ寄せ書き記入 多くの方に未来への想い・期待等を寄せ書きしていただく
  • LRT開業 祝福事業 住民や企業などがLRT事業を祝福していただくタイアップ事業 イベント,キャンペーン,グッズ・商品販売に対して名義・ロゴを付与