【JR宇都宮駅西側の計画】
LRT整備工事の取り組み状況 ― 9月からレール敷設に着手―
8月3日の議員説明会において、LRT整備工事の取り組み状況が次のとおり報告された。
1 LRTの整備については、鬼怒川橋梁やその周辺の高架構造物、車両基地など完成ま
で一定の期間を要する工事を中心に整備してきた。本年9月からは、レールの敷設に着
手する予定。
2 主な整備状況
(1) 鬼怒川橋りょう工事
渇水期(11月~5月)に限定して工事を実施し、9径間の橋桁のうち、3径間が完
成。残る橋桁は令和3年5月に完成予定。
(2) 鬼怒川周辺の高架構造物工事
鬼怒川周辺については、橋脚や擁壁が完成しており、今年度内には、鬼怒川の東側か
ら栃木県立宇都宮清陵高校西側付近までの橋桁が完成し、構造物がつながる予定。
(3) 清原工業団地内の軌道工事等
・ 軌道工事については、「清原中央通り」においてレールの敷設準備を進めており、
今月にはレールが納品され9月から敷設に着手予定。その他の区間においても、現
在 レールを敷設するための空間を確保する道路改良工事に着手しており、これらの
工事が完成した区間から、順次、レールの敷設を進めていく。
・停留所については、7月から「(仮称)作新北」で工事に着手し、今後「(仮称)清
原工業団地北」や「(仮称)清原工業団地管理センター前」についても、順次着手
し、年度内には全ての停留所が完成予定。
(4) 車両基地工事
・車両基地については、地盤改良工事、擁壁工事が概ね完了し、現在、管理棟や検修庫
の建築工事に着手し、年度内には管理棟完成予定。
・年度末には1編成目となるLRT車両が納庫予定であり、9対からは車両の受け入れに
向け敷設に着手予定。
3 その他
LRTが身近なものになり、末永く愛される公共交通となっていくためには市民協働の取り組みによるマイレールの意識醸成が重要であることから、9月から着手するレール敷設の工事現場見学会や年度末の1編成目の車両イベント、令和3年度に工事が完成する鬼怒川橋りょうの完成イベントなど、各種の節目において、新型コロナウイス感染防止策を講じながら、市民が参加できる機会の創出と効果的なPRを検討していく。
【JR宇都宮駅西側の計画】
「LRTまちづくり部会」を設置し、5回開催し検討!
JR宇都宮駅西側におけるLRTと一体となった「LRTまちづくりビジョン」の策定について、平成31年3月に、「芳賀・宇都宮基幹公共交通検討委員会」の中に、「LRTまちづくり部会」を設置し、令和元年9月から、令和2年7月まで、計5回開催し、検討してきた。
部会での主な意見として、「LRTを最大限に活用した宇都宮ならではの独自性をもったまちづくりについて、関係者が共通認識を持って議論するためのイメージを示す必要がある」と報告している。
そのイメージとしての図解の中で、「東武周辺結節点」や「JR周辺結節点」との記載はあるが、それら結節点の具体的計画や、大通りの具体的イメージ図や、路線バスの乗り入れ等に具体的イメージ・計画までは、報告の中で示されていない。