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宇都宮・競輪場通り 道路拡幅へ 24年度測量に着手 

長年懸案の渋滞解消に期待


 下野新聞は、以下のように報じた。

 

大曽2丁目から今泉新町までの2キロ区間を2車線から4車線に

 慢性的な交通渋滞が発生している市中心部の競輪場通りを巡り、県は3日までに、道路拡幅工事の事業化に向けた測量に本年度、着手する方針を固めた。同通りのうち、大曽2丁目から今泉新町までの県道10号約2キロ区間を、現行の2車線(幅員15メートル)から4車線(同30メートル)に整備する。県宇都宮土木事務所によると、設計前の現時点では完成時期や事業費は未定という。同通りの都市計画変更から23年。長年懸案だった渋滞解消に向けた道路整備へ動き出す。 

競輪場通りは、松原3丁目交差点から平出町の寺内交差点までの約6・6キロ。

 2000年度に県と市が「市道路網の整備および管理の方針に関する確認書」を取り交わし、中心部分約2キロ区間を県道として整備・管理することを決めた。01年度には同通りの都市計画を変更し、4車線への拡幅を決定。県は庁内で事業化のタイミングを検討してきたが、管内の道路整備の優先順位などから着手に至らなかった。

 今回、県が12年度に事業化した桜通り十文字付近(約1キロ区間)の道路拡幅整備が順調に進んでいることから、次の事業区間として競輪場通りの測量に着手する方針を固めたという。

 県は昨年11月、大曽2丁目や竹林町、今泉新町など4カ所の交差点の渋滞状況を調査。大曽2丁目交差点の北進方向に最大820メートルの渋滞が発生するなど、調査カ所全てで渋滞を確認した。

 沿線付近には、災害拠点病院に指定される済生会宇都宮病院や、県災害対策支部となる県庁河内庁舎などの防災拠点施設が集中。災害時に緊急車両の通行を確保する重要な路線であることから、拡幅整備で防災拠点へのアクセス強化を図る。また災害時に倒壊の恐れがある電柱は、電線地中化(無電柱化)を進める。

 測量に先駆けて県は3月、地元の地区市民センターで地権者を対象とした説明会を実施。事業概要を説明し、測量実施へ理解を求めた。県宇都宮土木事務所の担当者は「長年にわたり懸案となってきた事業であり、一日も早い整備に向けて協力をお願いしたい」としている。

 一方、同通りの市道部分の整備について、市技術監理課の担当者は「内環状線の一部である競輪場通りは重要な路線と認識している。今後、県と連携を図りながら対応していく」としている。

 

【視点】今回報道の道路拡幅は、松原3丁目交差点から平出町の寺内交差点までの約6・6キロの競輪場通りの内、大曽2丁目から今泉新町まで約2キロの区間、その先(東側・越戸地区)は、どうするのか、この競輪場通りは、従来から渋滞がひどかったが、LRTによる車線減少により、さらに渋滞がひどくなっている。この区間の道路拡幅などの渋滞解消も大きな課題だ。