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令和2年第3回市議会定例議会が開会、といず訴訟、市が控訴!

6月12日に、定例議会が開会した。

当日、次の3件が提案され、関係常任員会で審議され、その後、再開された本会議において、常任委員会結果報告、反対討論が行われた後、採決された。

第107号 令和2年度宇都宮市一般会計補正予算  ⇒ 本会議で可決

第108号 宇都宮市特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の一部改正 

     ⇒本会議で可決

第109号 訴えの提起について ⇒反対15人、賛成29人で可決

 

第109号議案は、「といず」賠償訴訟について、宇都宮市が控訴する議案。

 宇都宮市内の認可外保育施設「といず」(廃止)で2014年7月、宿泊中の同市、山口愛実利(えみり)ちゃん=当時9か月=が死亡した事件に関する訴訟をめぐり、宇都宮市議会は12日、市の過失を認定した賠償を命じた宇都宮地裁判決を不服として、市の控訴を認める議案を29対15の賛成多数で可決した。市は、近く控訴の手続きをする予定だ。

 市は「裁判所と市の認識に開きがあり、事実誤認や、判断根拠が不明確」ことを控訴理由としている。

 特別立ち入り調査の実施者や、立ち入り調査の事前通告をしたか否か等が、争点とされている。

 控訴反対理由

・立ち入り調査前の連絡した際に「訪問内容、調査項目を伝えていない」と市が主張しても、それは「事前通告」に当たる。控訴は、行政に全く責任がなく、預ける側の自己責任というに等しい。

・控訴よりも、一人の子どもの命が奪われた事実を検証しなければ安心安全な保育行政は期待できない。