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春闘の賃上げは1万237円 過去4番目、連合栃木

 連合栃木は21日、県庁で2023年春闘での県内労働組合の賃上げ要求に対する企業側回答の最終集計を公表した。

 歴史的な物価上昇などを背景に、全組合員による平均賃金方式で回答があった141組合の妥結額(定期昇給を含む)は、加重平均で前年比3845円増の1万237円、賃上げ率は1・18ポイント増の3・35%だった。

賃上げ額は1992年に次ぐ過去4番目の水準だった。

 春闘要求額は、1万3500円(定昇込みで5%)以上

  なお、今年2月17日の連合栃木の記者会見では、賃上げ要求1万3500円以上(定昇を含めると5%)の春闘要求方針(28年ぶり高水準)を発表していた。 非正規労働者の待遇改善に向けては、企業内最低賃金協定の締結を求める。時給の最低到達水準は、22年と同様に「1150円以上」を掲げた。

 吉成会長は物価高や電気代高騰など企業の厳しい経営環境にも理解を示しつつ、「賃金を上げることで消費が拡大し、経済に好循環が生まれる」と強調。「デジタルや(脱炭素社会を目指す)グリーンへの対応に向けて人への投資も必要だ」と訴えていた。


関東自動車は、今年4月から、正社員平均6%の賃上げを実施 

―運転士ら人材獲得へー

 対象の正社員は約430人で、賃上げ幅は平均1万2722円(8100円〜2万2600円)。定期昇給やベアに加え、若手や中堅の昇給幅が大きくなるよう賃金規定も改定した。これに伴い、初任給は運転士(21〜27歳)が前年比2万2600円増の19万4400円などとなった。

 

足銀は、7月から、8年ぶりにベア定昇など平均5%程度の賃上げ、

初任給も引き上げ

めぶきフィナンシャルグループ(FG)は6月6日に、足利銀行常陽銀行が7月から賃上げを実施すると発表。基本給を底上げするベースアップ(ベア)や定期昇給を含めて平均約5%賃上げ、2024年度から行員の初任給も2万3千~2万5千円引き上げる。

足銀のベアの対象者は行員約3千人、パート約1100人の計約4100人。

 初任給は来年度の入行者のうち、転居を伴う大卒は2万5千円増の23万円に、転居を伴わない大卒と、短大・高卒の総合職はそれぞれ2万3千円引き上げ、大卒は21万8千円、短大・高卒は20万3千円とする。

 

栃木銀行は、7月から、9年ぶりにベア定昇など平均5%程度の賃上げ

若手の処遇も重視

 栃銀は、7月1日から基本給を底上げするベースアップ(ベア)や定期昇給を含めて、年収ベースで平均約5%賃上げを実施。2024年度から、職員の初任給も最大4万4千円引き上げる。ベア実施は14年以来9年ぶり、初任給の引き上げは11年以来13年ぶり。

 物価高騰が続く中、安心して働ける環境づくりや優秀な人材の確保につなげる。対象者は管理職を除く正職員約1300人で、特に若手の処遇を重点的に改善するとしている。

 初任給は24年度の入行者のうち、大卒は1万5千円増の22万円。短大卒が4万4千円引き上げて20万5千円、高卒は4万1千円増の19万5千円とする。

 パート職員約200人の時給も、23年8月支給分から引き上げる。地域性を踏まえ、栃木、群馬、茨城3県の営業店事務職が200円増、東京都と埼玉県の同事務職は250円増とした。本部事務職は80円引き上げる。