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労働安全衛生法違反疑い 栃木の石灰生産加工販売会社など書類送検

 栃木労働基準監督署は11日、労働安全衛生法違反の疑いで栃木市和田町、石灰生産加工販売業「田政砿業」と同社男性第二製造課長(63)を宇都宮地検栃木支部書類送検した。

 昨年6月13日朝、同市鍋山町の同社第二工場内で、床や壁に付着した石灰を除去する清掃作業を男性従業員=当時(71)=に行わせた際、床に設置されたスクリューコンベヤーの運転を停止するなどの必要な危険防止措置を講じなかった疑い。男性従業員はスクリューコンベヤーに下半身を巻き込まれ、死亡した。

 

 

県内建設現場39カ所で違反確認 栃木労働局が一斉監督

 栃木労働局は昨年28日までに、県内の建設工事現場90カ所で集中的に一斉監督を実施し、43・3%に当たる39カ所で労働安全衛生法違反があったと発表した。このうち6カ所では労働災害につながる恐れがあるとして、作業の停止命令などの行政処分を行った。

【視点】

 労働基準監督署は、労働基準法に基づいて、労働環境や雇用条件の遵守を監督し、労働者の権利を保護する役割を果たしている。企業や雇用主が労働基準法を遵守しているかどうか、具体的には、最低賃金、労働時間、休憩時間、休日、有給休暇などの規定が守られているか。違反しているが場合には、改善指導や、検察庁書類送検などの対応をとる。

 健康で人間らしい生活をするためには、働き続ける労働環境が大切、労働組合での活動や、労働基準監督署の活動が重要。