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ひとり親世帯の4割「夏休み中は1日2食」悲痛な声も 

支援団体調査

 毎日新聞は、ひとり親世帯の実態を次のように報じた。

 

 ひとり親世帯の支援団体によるアンケートで、この夏休み中、子どもの食事回数が「1日2食」という家庭が回答者の約4割に上った。また、約8割が「電気代節約のためエアコンの使用を控えようと思う」と答えるなど、過酷な状況が明らかになった。

 調査した認定NPO法人「しんぐるまざあず・ふぉーらむ」(東京都)。団体のメールマガジンに登録している会員のうち、20歳以下の子がいるひとり親世帯を対象に、8月2~6日にインターネットで実施し、684人から回答を得た。

家族全員の1カ月分の食費

・最も多かった回答は「2万~3万円」

7月の就労収入=平均12万4000円。

〇昨日子どもは何食食べたか? 3食:54・9%、2食:40・2%、1食:3・8%

〇電気代を節約するためエアコンの使用を控えようと思うか? 思う、とても思う:82・4%

〇1週間に入る風呂やシャワーの回数については?

週4~6回:24・1%、週2~3回:9・2%、毎日風呂などに入れていない世帯が3割を超えた。

小中学生の子どもを連れて遊びに行く予定?「ない」が45・3%。

◎自由回答

・エアコンはお金がなくて買えない。

・1日家にいる子どもは死にそう

・行くところもなく、動くとおなかがすくからと子どもたちはベッドに転がっているだけ

・物価高が生活を脅かし始めている

・昨夜はつい『餓死、何日で死に至るか』を検索した」などと悲痛な声がつづられていた。

【視点】

 ひとり親世帯は、経済に困難な状況にあることが多く、子供の教育と健康への悪影響を及ぼす可能性があり、原因は、低所得、雇用の不安定さ、根底には格差拡大の実態がある。

経済的支援、教育の支援、住居の支援、さらには雇用関係の改善。国、県、市町村が、それぞれの立場で支援が求められており、そのための努力をしていきたい。