スポーツ庁「優良自治体表彰」 県と那須塩原市が受賞
スポーツコミッションの取り組み評価
室伏長官（左）から表彰状を受け取った福田知事＝10日午後、東京都内
下野新聞は、以下のように報じた。
スポーツを活用した地方創生やまちづくりに取り組む自治体を表彰するスポーツ庁の「スポーツ・健康まちづくり優良自治体表彰」に、県と那須塩原市が選ばれ、10日に都内で表彰式が行われた。
同表彰は東京五輪・パラリンピック後もスポーツ関連の取り組みを進める自治体を応援するため、２０２１年から毎年開催されている。今年は26自治体が表彰を受けた。
県は昨秋開かれた「いちご一会とちぎ国体・とちぎ大会」のレガシー（遺産）として、市町やプロスポーツ団体、民間企業などと「スポーツコミッション（ＳＣ）」を設立し、イベントや大会、合宿を誘致していることが評価された。
那須塩原市も地域の関係者でＳＣを設立し、スポーツツーリズムの推進や環境整備に取り組んでいる。スポーツ施設利用、宿泊、食事などの調整をワンストップ化している点などが評価を受けた。
表彰式に出席した福田富一知事は、室伏広治長官から表彰状を受け取った。福田知事は「スポーツとどう関わるか、県民一人一人に考えてもらうきっかけになれば」と喜びを語った。
公務で欠席となった渡辺美知太郎（わたなべみちたろう）那須塩原市長も「魅力ある豊富な地域資源を生かしたスポーツツーリズムを中心に官民一体で取り組んでいく」とコメントを寄せた。
【視点】 宇都宮市も、児童生徒や父兄、スポーツ団体などの意見を取り入れ、だれもがスポーツに親しめる施設、制度を作り充実してほしいものである。
