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LRTの乗り換え利用好調で満車の時間帯も 芳賀工業団地トランジットセンター駐車場、来年3月までに14台増設

 

増設される芳賀工業団地トランジットセンターの駐車場(下野新聞より)

 

下野新聞は、以下のように報じた。

 

 芳賀町は、LRTと連携して整備した、芳賀台の芳賀工業団地トランジットセンターの駐車場を55台から69台に増設する。慢性的に混雑し、満車で駐車できない時間帯も発生しているため。宇都宮市も関連の駐車場の増設を行っており、町は今月中にも工事の入札を行い、来年3月までに完了させる。

LRT乗客向け駐車場、好評で増設・新設 11月中旬から、平石など3停留場で計85

 町のLRT利用者向けの駐車場は芳賀町工業団地管理センター前停留場の南側にあり、広さ約2800平方メートル。町などによると、9月の利用率は平均で64%、10月は75%に上っており、満車の時もある。

 新たに敷地を広げる必要はなく、現在の駐車スペースの配置を見直し、区画線を引き直すなどしてレイアウトを変えることで台数を増やす。現在、入札に向けて工事の計画を立てている。

 11月下旬までに、宇都宮市も平石、清原地区市民センター前、飛山城跡の各停留場に設けている駐車場を拡充した。平石では当初の27台から55台にする計画で、増設28台分のうち、19台分の利用がすでに始まった。清原地区市民センター前も64台から85台へ、飛山城跡も8台から45台へと増やした。

 町の駐車場と合わせ、合計の駐車台数は、154台から254台へと増える。町都市計画課の担当者は「想定を超える利用状況となっており、非常にありがたい」と話す。工事期間中は仮の駐車スペースを確保する。

【視点】

宇都宮市は、「交通結節点は、駅前広場やバスターミナルなど各種交通機関(鉄道・バス・LRT・タクシー等)相互の乗り換えを行う施設であり、宇都宮の公共交通ネットワークを利用者にとって使い易いものにするためには、次のような視点に立った施設整備・機能充実が必要。なお、検討にあたっては、交通事業者と十分な調整等を行う」としている。

駅西側へのLRT延伸計画は、来年には国へ認可申請する段階にありながら、交通事業者との調整もついていない、LRTとバスの接続に不可欠な、ターミナルの見通しが全くついていない。事業概算費400億円には、ターミナルの用地取得費、整備費も入っていない。