ベルモールの駐車場を有料化 LRT開業で無断利用対策
6月から、3時間は無料
6月1日からの駐車場の有料化を周知する看板=11日午後、宇都宮市陽東6丁目
(下野新聞より)
下野新聞は、今年5月に以下のように報じている。
LRT8月の開業を前に、沿線の複合施設「ベルモール」(宇都宮市陽東6丁目)は6月1日から、駐車場を有料化する。LRTの停留場が施設沿いの県道にできたことから、長時間の無断駐車対策として導入する。3時間までの駐車は無料で、施設の利用状況や購入金額に応じて無料の時間を増やす。
同社によると、駐車場は約5千台分ある。休日は買い物客のほか、映画館やフィットネスジムの利用者らで満車に近い状態になる。
施設前には停留場「宇都宮大学陽東キャンパス」が設置されている。停留場周辺には駐輪場やバス停留場などが設けられるが、駐車場は整備されない。同社の担当者は「迷惑駐車が増えることが予想され、有料化に踏み切った」と話す。
駐車料金は入場から3時間は無料で、以降は30分ごとに100円を加算する。千円以上の買い物で2時間無料になる。無料は最大5時間まで。映画館や温泉などの施設利用者には1日無料券を発行する。
入場時にカメラで車両のナンバープレートを読み取る方式で、利用時の駐車券発券はない。精算機にナンバーを入力し精算する。
同社は公式ツイッターのほか、店内外に看板やチラシを掲出して周知を始めた。近能欣充(こんのうよしみつ)専務は「迷惑駐車をなくすことで、本来のお客さまの満足度を高めたい」と理解を求めた。
【視点】
宇都宮市は、工業団地通勤者のうち、11000人(往復)が車からLRTに乗り換えると見込んでいる。芳賀町、宇都宮市が用意した駐車場は、4カ所で154台(本日芳賀町発表14台含めての増設予定100台)、11000人が車から乗り換えを見込みながら154台駐車場はあまりにも少ない。ベルモール駐車場無断利用を想定しての予測か。それを察知したベルモールが、LRT開業までに、無断利用対策として有料化に踏み切ったようだ。無断駐車を想定していての11000人がLRT乗り換え予測であるなら、予測自体が如何なものか、その疑念を払しょくする根拠の説明が求められる。