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道路標示見直しへ LRT事故3件、対策会議で一致 現場確認 

道路標示見直しへ LRT事故3件、対策会議で一致 現場確認 

  毎日新聞は、LRT事故防止対策委員会について、以下のように報じた。

 

3件目に発生したLRTと乗用車の接触事故の現場を確認する関係者ら=宇都宮市陽東5で2023年10月4日、毎日新聞

 

 8月26日に開業した次世代型路面電車LRT)で、運行開始から1カ月の間に自動車との事故が3件発生したことを受け、県警などは4日、事故防止のための対策会議を開いた。9月に発生した3件目の事故を踏まえ、道路標示を一部見直す方向で一致した。

 対策会議には県警や宇都宮市、宇都宮ライトレールの関係者ら約20人が参加。2、3件目の事故現場も確認した。

 

LRTと乗用車の3件目の事故現場で、軌道敷であることを示すレール沿いの白線とゼブラゾーンがつながっているのを確認する関係者ら=宇都宮市陽東5で2023年10月4日、毎日新聞

軌道敷と道路の間に色を塗る

 3件目の事故は、右折待ちのためLRTの軌道に隣接する導流帯(ゼブラゾーン)から軌道上に進入していた乗用車のサイドミラーが、後ろから来たLRTの車体に接触した。現場で関係者らは、LRTの軌道敷であることを示すためレールに沿って引かれている幅約60センチの白い標示が、導流帯とつながっていることから「軌道敷が道路の一部と誤解されうる」と確認。軌道敷と道路を区分するため「間に色を塗る」「ポストコーンを置く」といった案を出し合った。

 県警交通企画課によると、その後に行われた対策会議で、軌道敷と導流帯を明確に区分する措置を取ることで一致した。同課の石井清一交通事故抑止対策官は「実際に現場に行ったことで取り得る対策が見えた。具体的にどう区分するかは今後詰める」とした上で「車の運転手は軌道敷に近寄りすぎないよう右折時に注意してほしい」と呼びかけた。