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LRTと大型トラックが接触 宇都宮 開業以来、事故5件目

LRTと大型トラックが接触 宇都宮 開業以来、事故5件目

(2023.9.15 保坂撮影)

 

 昨年29日午前6時10分ごろ、宇都宮市清原工業団地の次世代型路面電車(LRT)の軌道敷付近で、宇都宮芳賀ライトレール下り線の車両と、山口県宇部市、トラック運転手男性(62)の大型トラックが接触した。LRTに乗客はおらず、けが人はいなかった。

 宇都宮東署によると、南進していた大型トラックが交差点で左折しようとした際、左サイドミラーとLRTの車両左側面が接触したという。

 現場には信号機や遮断機がなく、車両の接近を知らせる「接近表示器」が設置されている。車両が近づくと「電車が来ます」と表示され、音声が流れるようになっている。

 宇都宮ライトレールによると、事故の影響で一時運転を見合わせ、約35分後に運転を再開した。LRTが関連する事故は、8月の開業以降5件目となる。

 

【視点】 ルールの徹底だけでは事故防止には不十分、事故対策委員会において、より徹底した分析と対策が必要。事故発生前には、事故寸前のヒヤリハットの危険個所が多々あるが、それらを分析し、安全対策措置が必要。本件事故のように、信号機や遮断機がなく、車両の接近を知らせる「接近表示器」が設置されている箇所も多数ある。そこでの事故防止策も課題でないか。