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LRT開業後...中心街アクセス課題に バス路線拡充の要望も 宇都宮市「第2次都市交通戦略」  

LRT開業後...中心街アクセス課題に バス路線拡充の要望も 宇都宮市「第2次都市交通戦略」

 

 下野新聞は、標記について、10月25日に次のように報じた。

【市内交通のニーズや課題を話し合った第2回会合(下野新聞より)】

【9月7日6時28分、保坂撮影、駅東口、左:LRT,右:通勤バス】

 

 宇都宮都市交通戦略推進懇談会が23日、JR宇都宮駅東口のライトキューブ宇都宮で開かれた。「第2次宇都宮都市交通戦略」(2019~28年度)の後期5年間に向けての中間見直しを議題に、次世代型路面電車(LRT)開業後の東部地域から市中心市街地へのアクセスや、路線バスの課題を巡って議論が交わされた。

中心市街地に向かう直行バスが減り、行きにくくなった」との声

 住民、交通事業者、有識者、関係機関の代表者ら約30人で構成する会で本年度2回目。市は公共交通で市内の各拠点をつなぐ「ネットワーク型コンパクトシティ」を目指し、19年に同戦略を策定した。

 会合では24年度以降の5年間に必要な施策について意見交換した。市はLRT開業に合わせてバス路線の再編を進めたが、住民代表者からは「東部地域から宇都宮駅への移動手段は飛躍的に改善したものの、中心市街地に向かう直行バスが減り、行きにくくなった」と不満も。中心市街地へのアクセスでは、同駅西側の事業者からLRTの西側延伸を見据えた施策を求める声も上がった。

高齢者団体、住民代表から路線バス充実の要望

 また市全体で高齢者や子育て世帯の送迎ニーズがあること、医療機関や高校へのアクセスが悪い地域があることなどから、高齢者団体や住民代表者が路線バスのさらなる拡充を要望。これに対し、交通事業者は深刻な運転手不足の課題を挙げ「担い手の確保に協力してほしい」と訴える場面もあった。関東運輸局担当者は「都内でも路線バスの減便が進んでいる。バス路線を増やすことは現実的ではない」と助言。路線再編や複数の輸送手段の組み合わせで効率化を図る必要性が提案された。

 年明けにパブリックコメント、2月に中間見直しのまとめ

 今後、市はこれらの意見を参考に12月に見直しの素案を作成。年明けのパブリックコメントを経て、来年2月に中間見直しを取りまとめる。

【視点】 

バス路線が不便になった、バス料金の大幅値上げ、その他、駅東では、渋滞がひどくなったとの声が多く聞かれる。高齢者からは、LRTができても、通院や買い物に利用できないとの声も多い。駅東のLRTが、真に市民のためになっているのか、多角的視点からの検証が必要。