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ガザ悪夢 人間性の危機  国連総長 緊急の停戦訴え

ガザ悪夢 人間性の危機  国連総長 緊急の停戦訴え

 赤旗は以下のように報じた。

 グテレス国連事務総長は6日、イスラエルイスラム組織ハマスの衝突で悪化する人道状況について、「パレスチナ自治区ガザの悪夢は人道的危機を超える人間性の危機だ」として、改めて人道的停戦の必要性を訴えました。ニューヨークの国連本部での記者会見で述べました。(関連5面)

「子どもの墓場と化しつつある」

 グテレス氏は、イスラエル軍の地上侵攻により、病院や難民キャンプ、モスクや国連施設でも被害が出ており、「誰も安全な状態にない」と指摘しました。一方で、ハマスが民間人を盾にイスラエルに対し無差別攻撃を続けていると非難。「武力紛争において、どの当事者も国際人道法と無関係でいられない」と強調しました。

 ガザでは連日何百人もの子どもが殺害され負傷しているとして、「ガザは子どもの墓場と化しつつある」と訴えました。現在エジプトから届けられている支援物資に発電機等を動かすための燃料は含まれず、「保育器の中の新生児や生命維持装置に頼る患者が、命を落としかねない」と警鐘を鳴らしました。

 グテレス氏は、国連職員も同じ期間で過去最多の89人が死亡したことも示し、人道的停戦の緊急性を強調。「この残忍で恐ろしく、痛ましい破壊がいつまでも続く状態に出口を見つけ出すため、今すぐ行動をとらなければならない」と述べました。

 

【視点】 チャップリン作の映画「独裁者」の中で、平和を訴えた。それは、チャップリン自身の思いでもあろう。

支配も征服もしたくない。できることなら、皆を助けたい。ユダヤ人も、ユダヤ人以外も、黒人も、白人も。私たちは皆、助け合いたいのだ。人間とはそういうものなんだ。お互いの幸福と寄り添いたいのだ……。お互いの不幸ではなく。憎み合ったり、見下し合ったりしたくないのだ。世界で全人類が暮らせ、大地は豊かで、皆に恵みを与えてくれる。人生は自由で美しい。

しかし、私たちは生き方を見失ってしまった。欲が人の魂を毒し……。憎しみと共に世界を閉鎖し……。不幸、惨劇へと私たちを行進させた。私たちはスピードを開発し、自分たち自身を孤立させた。ゆとりを与えてくれる機械により、貧困を作り上げてしまった。知識は私たちを皮肉にし、知恵は私たちを冷たく、無情にした。私たちは考え過ぎ……。感じなさ過ぎる。

機械よりも、人類愛が必要なのだ。賢さよりも、優しさ、思いやりが必要なのだ。そういう感性なしでは、世の中は暴力で満ち、全てが失われてしまう。飛行機やラジオが、私たちの距離を縮めてくれた。そんな発明の本質は、人間の良心に呼びかけ、世界がひとつになることを呼びかける。