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栃木県内中学生の運動部加入率65% 直近10年で減少幅最大 

部員数1位は男女ともソフトテニス

 

【栃木県内中学校の運動部員数と加入率】

下野新聞は、以下のように報じた。

 栃木県内中学生の2023年度の運動部加入率は前年度比1・7ポイント減の65・7%で過去最低を更新したことが18日までに、県教委のまとめで分かった。減少幅は直近10年間で最大。部活未加入や、地域のスポーツクラブで活動する生徒が増えるなど、運動部離れは年々進んでいる。一方、運動のし過ぎで引き起こされるスポーツ障害は減少しており、県教委は「適度に休養を取りながら部活をするという意識が浸透した結果」と分析している。

 調査は昨年6月、県内の国公私立中学校161校、高校の全日制73校、定時制通信制10校を対象に実施した。

 中学生の運動部員数は1522人減の3万3023人。加入率は男子が1・5ポイント減の73・6%、女子が1・9ポイント減の57・4%だった。

 競技別部員数は男子で前年度2位だったソフトテニスがトップに上がり、2位卓球、3位サッカーと続いた。女子は前年度と変わらず、1位ソフトテニス、2位バレーボール、3位卓球だった。

 地域のスポーツクラブなどで活動する生徒の割合は年々増加しており、0・5ポイント増の6・8%となった。文化部の加入率は0・6ポイント増の21%。

 全日制高校の運動部加入率は1・1ポイント減の43・9%。男子は54・2%、女子が32・8%だった。

 5年ぶりに実施したスポーツ障害に関する調査では、肩や肘、膝などに痛みがない部員の割合は中学校98・5%、全日制高校97・9%となり、いずれも前回(18年度)と比べ1・2ポイント増加した。痛みがあり運動ができないと答えた生徒は中学、高校ともに0・5%以下だった。

 県教委は18年に「県運動部活動の在り方に関する方針」を策定し、週2日以上の休養日の設定や、活動時間は長くても平日2時間程度に抑えることなどを示している。県教委は「一定の効果があった。今後も市町と連携しながら運動部の適切な運用に取り組む」としている。