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「LRTの使命は様変わり」と福田知事 駅西側の整備の考えも示す

  下野新聞は、福田県知事の談話を以下のように報じた。

 福田富一知事は8日の定例記者会見で、宇都宮市芳賀町間に26日開業する次世代型路面電車(LRT)について「地域の足としての地位を確保し、経営にも好影響を与える環境づくりが必要」と課題を語った

知事:LRTが高齢者等の外出支援に。

 宇都宮市長時代にLRT整備計画を進めた経験から「当初は宇都宮駅東地区の渋滞解消を主目的にスタートしたが、この30年でLRTの使命は大きく様変わりした」と述べ、「環境問題をはじめ高齢者・障害者の外出支援や移住定住といった地域課題解決の第一歩につながると考えている」と。

 市民の一部には、駅西側のLRT早期整備を求める声も高まる。福田知事は「駅東地区の県民の評価や利用状況が十分に高まっていくことが延伸を成功させるポイントになる。慌てて行うべきものではない」との考えを示した。

  • 視点 渋滞は激化! 今月開業する宇都宮市LRT整備計画(駅東部優先計画)は、喫緊の課題である朝夕の渋滞の解消を最大の目的として計画された。それに対し、反対する市民団体は、車線減少により渋滞は激化すると主張したが、市長はそれを無視して計画を進めてきた。それが、いよいよ開業を前にして、現実的に渋滞が激化し、開業後も渋滞解消の見通しがつかいないことが判明してきたので、今になった目的は、渋滞解消ではない、と言い訳をしているように思われる。

  • 外出支援になるのか? 知事は「高齢者・障害者の外出支援や移住定住といった地域課題解決の第一歩につながると考えている」というが、本市のLRTにより高齢者等の外出支援になるのか、確証もしめされてないし、はなはだ心もとない主張だ。