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 6月9日投票の鹿沼市長選、現市政巡り対立 

一騎打ちが濃厚な松井正一氏(右)と小林幹夫氏(下野新聞より)

 

 下野新聞は、以下のように報じた。

 任期満了に伴う6月9日投開票の鹿沼市長選は、同2日の告示まで10日となった。現職の佐藤信氏(77)が5選不出馬を表明し、いずれも無所属新人で、県議の松井正一氏(58)と、元県議の歯科医師小林幹夫氏(70)=自民、公明推薦=の一騎打ちになる可能性が濃厚だ。佐藤氏と同様に「市民党」を掲げる元立憲民主党の松井氏と、自民党鹿沼支部が擁立する小林氏。新しい市のリーダーを決める選挙戦の争点を探る。

 「国と県の力、財源がなければ、鹿沼を変えていくことはできない」。17日夜、市民文化センターで開かれた小林氏の総決起大会。ホールを埋め尽くす支持者約1500人を前に、小林氏は訴えた。強調するのは「市と国、県との太いパイプ」だ。

 佐藤氏は元民主党県議。ハコモノ行政や財政の硬直化を痛烈に批判して、保守系の当時の現職を破り市長に就いた。4期16年、一貫して市政運営の中心に据えてきたのは「健全財政の堅持」。市債残高を約123億円減らす一方、約9億円だった財政調整基金に約27億円を積み増し「持続可能なまちづくりの基盤とした」と自負する。

 しかし「16年間、『革新市政』が繰り広げられ、閉塞(へいそく)感を非常に感じる」と小林氏。五十嵐清(いがらしきよし)選対本部長も「鹿沼市は他の市町と比べ明らかに国や県との結び付きが弱い」と主張する。

 市の2023年度市政世論調査で、市政に対する市民の満足度がプラスになったのは全39項目中8項目だった。小林氏はこうした現状を問題視し「鹿沼をもう一度建て直す」と力を込める。県議長や自民党県連政調会長などを歴任し「太いパイプ」に自信も示す。

 「パイプが『ある』『ない』ではなく、皆で党派、地域を超えて互いに良くしようという鹿沼をつくりたい」。松井氏は15日夜、同センターに約1100人を集めて開いた総決起大会で意気込んだ。

 松井氏は「無所属、『市民党』として市民が主役の鹿沼をつくる」と立憲民主党を離党し市長選に臨む。

 「市民党」の先輩とする佐藤氏の市政運営を「財政健全化を実行しつつ、やるべきことをしっかりやった16年だった」と、新庁舎整備や頻発した災害への対応などを挙げて評価。「佐藤市長が掘り起こした地域資源を活用し、進化発展させたい」とアピールする。

 重視するのは「市民目線の行政改革」。市民との対話や情報公開などに取り組むことで進めるという。

 「『保守』と『革新』の戦い」と攻勢をかける小林氏。政党色を廃して幅広い支持を取り込みたい松井氏。訴えには、それぞれの思惑が見え隠れする。

 

【視点】

#ハコモノ行政 を脱し #健全財政 実現の佐藤信市長の政策を継承進化させ「市民が主役の鹿沼市を作る」との松井正一氏に期待する。 

勝利するためには次のような取組が求められる。

①明確なビジョンと政策、②ソーシャルメディアの活用、対話集会開催、③地元の支持者、ボランティアの組織化、④有権者データ分析、調査とフィードバック、⑤メディア報道の活用、⑥誠実さ透明さ、問題解決能力、⑦クラウデイファンデイング等による資金確保