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ネットワーク型コンパクトシティ 地域交通網の「背骨」 「自分の意思で」移動の要

ネットワーク型コンパクトシティ 地域交通網の「背骨」 「自分の意思で」移動の要

  毎日新聞は、8月18日から、LRT記事を連載している。19日は2回目。

 

佐藤市長 LRTで「だれもが自分の意思と力で移動できる」

 

「誰もが自分の意思と力で移動ができるネットワーク型コンパクトシティを作っていかなければならない。その主軸となるのがLRTだ」。開業を1カ月後に控えた7月の記者会見で、宇都宮市の佐藤栄一市長は、次世代型路面電車LRT)が、市が掲げるネットワーク型コンパクトシティNCC)構想の要であることを強調した。

NCCは、中心市街地や駅周辺、産業、観光など特徴を持つ地域に関連施設を集約し、それらを公共交通機関で結びネットワークを構築する。市民らが車だけに依存せずに、行き来しやすい都市を目指している。背景にあるのは急速に進む少子高齢化

NCCにおける交通網を、宇都宮市は市民向けの資料で魚の骨に例えている。背骨がLRTや鉄道で、肋骨(ろっこつ)はバス、隙間(すきま)をタクシーなどの地域内交通が埋める。少ない人員で輸送効率が高いとされるLRTが中心部を結び、バスは郊外へ人を運ぶという役割を明確化し、効率化を図る。

運行する宇都宮ライトレールの高井徹社長は「地域の皆さんを新しいライフスタイル、都市活動の新しいステージへ真っすぐにお連れしたい」と意気込む。

 

佐藤市長の言う「誰もが自分の意思と力で移動ができる」まちづくりが進むのか、LRT開業はその試金石になる。=つづく

 

【視点】 駅西の結節点の見通しつかず、乗り換えの不便

   佐藤市長は、26日からは、率先して、通勤・公務は、LRTで!

 

 既に郊外まで拡散している宇都宮市で、LRT導入により、コンパクトシテイができるのか。

 背骨がLRTで、小骨は、バスやタクシー、地域内交通というが、背骨と小骨がつながるのか。LRTのメインである駅西側は来年国交省認可申請予定だが、今だに、結節点(トランジットセンター)の見通し全くついてない。それでよくネットワークといえるものだ。

 また、乗り換えを強いることは、たいへんな不便になることを、軽視しているのではないか。

 「LRTを軸に、だれもがいつでもどこへでも行ける」と佐藤市長はいうが果たしてどうか。

 市長やLRT推進の方は、8月26日からは、通勤や仕事は、車でなくLRTで移動するお手本を、率先して示してほしいものである。

 

〈陽東3丁目のLRT停留所〉陽東3丁目のLRT停留所