イランでイスラエルとアメリカに対する大規模な抗議デモ
NHKは、以下のように報じた。
イスラエルがガザ地区への攻撃を続ける中、敵対する中東のイランでは、イスラエルとそれを支持するアメリカに対する大規模な抗議デモが行われた。
4日、イランの首都テヘランで行われたデモは、1979年、イスラム革命により親米の王政が打倒されて反米の現体制が樹立されたあと、学生グループがアメリカ大使館を占拠した日から44年がたつのに合わせて行われた。
この事件では、400日以上にわたってアメリカの外交官らが人質となり、両国が国交を断絶するきっかけとなった。
ことしはガザ地区への攻撃を続けるイスラエルに対する抗議の意志を示そうと、参加した人たちはイスラエルやアメリカの国旗を燃やし「アメリカに死を、イスラエルに死を」などと叫んでいた。
また、参加した人たちはパレスチナの旗や、アメリカのバイデン大統領やイスラエルのネタニヤフ首相を非難するプラカードなどを掲げていた。
29歳の男性は「イスラエルはハマスだけでなく民間人を攻撃し、赤ちゃんまで殺しています」と憤りをあらわにしていた。
また、44歳の男性は「抑圧者であるイスラエルをアメリカが支援していますが、最後はパレスチナが勝つ」と話していた。
“ガザ地区 救急車がミサイル攻撃受け15人死亡” パレスチナ側
【視点】 イランだけでなく、アメリカやヨーロッパ、日本でもイスラエルへの抗議のデモが行われている。デモは、欧米にも拡がっている。イスラエルとパレスチナは、長い歴史がある。イスラエルが侵攻し、パレスチナ人を力づくでガザ地区に閉鎖してきた歴史がある。国連に結集し、話し合い等で抜本的に解決することはできないものか。