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ヒヤリハットを共有へ LRT事故で対策会議

ヒヤリハットを共有へ LRT事故で対策会議

8月26日に開業した次世代型路面電車LRT)と乗用車の接触事故が相次いだことを受け、県警と宇都宮市、運行会社「宇都宮ライトレール」の3者は8日、緊急対策会議を開いた。緊急会議には県警や宇都宮ライトレールなどから10人が出席。

 同社は開業前から、運転士が危険を感じた地点に付箋(ふせん)を貼って情報を共有する「ヒヤリハットマップ」を制作している。会議ではマップと県警の事故データを照らし合わせて危険箇所を洗い出し、具体的な対策につなげていくことを決めた。

 県警交通企画課によると、開業から11日間で、LRTと乗用車が接触する事故は2件起きた。1件目は道路を右折しようとした乗用車が、後ろから来たLRT接触。もう1件は交差点での出合い頭の接触で、いずれもけが人はいなかった。参加者からは「LRTが走る環境に、まだ市民が慣れていないのではないか」といった意見も出たという。

県警交通企画課の交通事故抑止対策官は「運転者の安全確認で事故は防げる。LRTと共存した交通環境の構築へ、各種対策を講じていく」と述べた。

 

宇都宮ライトレールの運輸企画部長は「LRT側は一層の注意運転を行うとともに、県警の指導を受けながらドライバーへの啓発活動などにも取り組みたい」と話した。